浮気調査の定番といえば、『尾行』ですよね。
パートナーの怪しい行動に浮気を疑い始めたら、確かめたくなりますよね。
尾行くらいなら、相手に気づかれないようにすれば大丈夫と思う人も多いと思いますが、素人の尾行はリスクが高いのです。
尾行の内容を知らずに、行ってしまうと相手にバレてしまい、浮気そのものの証拠がなくなってしまう可能性があります。
今回は、探偵が行う尾行のテクニックや素人での尾行がなぜ危険なのかも紹介していきます。

目次
尾行の方法とは
浮気調査の基本となる「尾行」
刑事ドラマなどでも犯人を尾行したりするシーンをよく目にすると思います。
探偵も対象者を尾行して、浮気調査をしているのです。
尾行と聞くと、こっそり隠れながら歩いて対象者についてくようなイメージを持つ人もいますが、尾行の方法はいろいろあるのです。

徒歩尾行
一番尾行の中で基本となるのが、歩いて尾行する方法です。
対象者が、電車やバスなどの公共機関を使って通勤や移動する場合、歩いて尾行を行います。
人が多い場所などでは、対象者を見失ってしまう場合もあるため、2、3人のチームで行うのが基本です。
徒歩での尾行は、対象者は見失わないように気を張らなければいけません。また、周囲の人にも気を配りながら、外での尾行のため、天候によっても左右されるため、体力や精神的にも大変です。
車両尾行
車両尾行は、対象者が車移動する場合、調査員も車で尾行をします。
高速道路を頻繁に利用する対象者には、車両での尾行が最も適しています。
しかし、対象者に怪しなれないように尾行をしなければいけないので、高い運転技術や土地勘の知識がなければ難しいでしょう。
ただ、徒歩での尾行とくらべてメリットは多いです。
ココがいい!
・外から中が見えにくい
・車内から張り込みができる
・周囲から怪しまれずに済む。
探偵だからこそできる尾行方法のひとつです。
素人であるあなたが、自分の車とは違う車を用意するのは難しいですし、尾行を行っても、対象者ばかりに目がいってしまい、最悪の場合は事故を起こしてしまう恐れがあります。
バイク尾行
バイクでの尾行は、狭い路地であったり、車が渋滞している際などに、スムーズに尾行をすることができます。
もちろん、バイクでの尾行の際も運転技術や土地勘が必要となります。

尾行をする前の準備
尾行をいきなりするのは、対象者に怪しまれてしまう場合があるため、絶対におすすめしません。
尾行をする前は、きちんと対象者について知っておく必要があります。

尾行の前にすること
①対象者の容姿を頭に叩き込む
②対象者の行動時間を把握する
③対象者に怪しまれない服装に気を付ける

①対象者の容姿を頭に叩き込む
尾行をする際は、対象者の容姿を覚えることが大事です。
尾行をしている際、人混みに埋もれてしまった場合でも、瞬時に対象者を見つけることができるように、容姿を頭に叩き込みましょう。
調査依頼の際に、依頼人から対象者の写真を提示してもらいます。しかし、プリクラのように加工してある写真や上半身だけ、顔写真のみなどは、全体像が分からないため、全身が映っている写真を再提示してもらうことになります。
また、いろんな角度から撮った写真もあるとさらに良いでしょう。

②対象者の行動時間を把握する
尾行をする際、長時間の尾行は効率が悪いため、時間帯を絞って尾行をします。
仕事が営業系の対象者であれば、ずっと外に出ている可能性がありますし、事務系などであれば、一日中事務所から出てこないケースもあります。
尾行におすすめの時間帯
・出勤時
・勤務中
・お昼休憩
・退社時
・帰宅時
最も浮気の確率が高まるのが、退社時です
残業だから帰りが遅くなると嘘をついて、浮気相手と会っているケースが多いのです。
また、営業の仕事をしている人は、してはいけないことですが、営業中に浮気相手と会っている人も稀にいるのです。
休日出勤が増えたり、帰りが遅い、普段と早い時間に出勤するような普段の行動に違和感を感じたら、その時間帯に合わせて探偵に尾行調査してもらうといいでしょう。
③対象者に怪しまれない服装に気を付ける
対象者の容姿や行動の時間帯を把握できたら、いよいよ尾行開始です。
尾行をする際の重要なポイントは、絶対に対象者に気づかれてはいけないことです。
目立つような服を着ていたり、THE探偵のようにサングラスにトレンチコートを着て、帽子を被っていると、明らかに怪しさいっぱいですよね。
尾行調査をする際は、”目立たない”ことが大事!!
平日の尾行であると、スーツを着ていればサラリーマンとして街に溶け込めます、しかし、休日の尾行の際にもスーツを着ていれば、少し違和感がありますよね。
また、テーマパークなどでもスーツを着ていたら、場所と一致しておらず浮いてしまい、怪しまれる可能性が高いです。
大事なのは、目立たないように、その場所に溶けむ服装を心がけることが大事なのです。
TPOを意識して、探偵は服装を選んでいるのです。

素人の尾行はリスクが高い?
パートナーの行動が怪しく、浮気かと感じたら本当かどうか確かめたくなりますよね。
尾行だったら気付かれないように後をつけることができるかもと思う人も多いですが、素人のあなたが行うには成功する確率が低く、リスクが伴うのです。

素人ではこんなリスクが!
①パートナーに気付かれてしまう
②体力・精神面で疲れてしまう
③対象者を見失ってしまう
④事故に遭う恐れがある
⑤通報されてしまうかもしれない
⑥証拠がなくなってしまう
素人での尾行は、上記のようなリスクが考えられるのです。

①パートナーに気付かれてしまう
対象者(パートナー)に顔を知られている人物が尾行をするには、気付かれてしまう可能性が高いです。
関係が深ければ深いほど、顔を見ていなくても、後ろ姿や雰囲気、匂いなどで気付かれてしまう恐れがあります。
基本的に、顔見知りが行う尾行は、成り立たないケースがほとんどなのです。
②体力・精神面で疲れてしまう
尾行をする際は、決定的な証拠を掴むまでに時間がかかります。
浮気相手といつ、どんな場所で会うかも分からない状況の中、少し尾行しただけでは、証拠を得ることはできません。
対象者を見失わないように集中しつづけ、尾行するのは体力にも限界が来るでしょう。
また、対象者がよく移動する人であれば、その移動にもついて行かないと行けないため、交通などの費用もかかります。その移動費は自己負担になります。
地道に尾行をしていかなければ、証拠は掴めないため、粘り強く続けていくためには、体力と精神面が強くなければできないのです。
③対象者を見失ってしまう
対象者がどんな行動をとるのかは予測ができません。急に立ち止まったり、曲がったり、走ったりと状況はコロコロ変わります。
人混みなどでは、人に埋もれてすぐに見失ってしまう可能性があります。
④事故に遭う恐れがある
対象者を見失わないように、尾行に集中していると、迫ってくる車に気付かずに衝突してしまったり、車での尾行中、対象者の車ばかりに気を取られら赤信号を無視してしまったりと、自分自身の不注意で、取り返しのつかない大事故に遭う危険性が高まるのです。
⑤通報されてしまうかもしれない
浮気調査のために尾行する場合、対象者ばかりに目が行き、逆に周囲の人に怪しまれてしまう可能性があります。
対象者が浮気相手と会っている場面に遭遇した場合、証拠を残すために写真を撮らなければいけませんが、陰に隠れて写真に収めることばかりに集中してしまったり、不自然な行動を取っていると、周囲の人に危機感を与え、警察に通報されてしまうケース尾あります。
そうなってしまうと、立場が逆転してしまい、あなたが不利になってしまう場合があります。
⑥証拠がなくなってしまう
尾行に気づかれてしまった場合、浮気の証拠を消されてしまう可能性があります。
バレてしまったからと言って探偵に依頼しても、既に浮気の証拠がなければ、どうにもできないのです。


絶対バレない!探偵の尾行テクニック
先ほど、素人ではリスクが伴うと説明しましたが、プロである探偵はどのように尾行をしているのでしょうか。

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1徒歩での尾行
徒歩での尾行の際は、3つのポイントに気を付けて尾行をします。
徒歩尾行のポイント
①対象者との距離感を保つ
②対象者の歩調に合わせて歩く
③尾行中は、対象者の足元を見て歩く
尾行時は、対象者の視界に入らない距離感を保つようにします。
距離の目安としては、およそ100~200メートルの距離です。
近すぎると怪しまれやすく、逆に遠すぎると相手を見失ってしまうからです。
そして、対象者の歩調を合わせて歩くことで、対象者の足音と同調させ、足音で尾行がバレないようにします。
尾行をするときは、相手の頭や顔を見るのではなく、足元を見て尾行をします。
足元を見ることで、対象者が突然振り返っても、目を合わすことなく自然に振舞うことができます。
また、尾行中に対象者が、突然立ち止まって後ろを振り返ったり、Uターンをする場合がありますが、できるだけ自然に振舞い、視線を合わせずにそのまま歩き続け、一旦通り過ぎることで対象者に感ずかれないようにします。
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2車での尾行
歩での尾行の際は、3つのポイントに気を付けて尾行をします。
車尾行のポイント
①車をカモフラージュする
②駐車場所に気を付ける
③対象者との距離は臨機応変に対応する
素人では、自家用車とは別の車を用意するのは大変ですが、プロの探偵であれば、架空の業務用車両を装って尾行をする場合があります。
対象者にバレないように、あたかも業務用車両であるように演出することができ、対象者に怪しまれないです。
また、対象者が浮気相手とホテルなどの建物の中に入った場合、待機しなければいけません。対象者が出てきたときに怪しまれない場所に駐車をすることが大事です。
車での尾行は、ずっと走行し続けたり、急に建物の中に入ったりと様々なケースが予想されます。対象者に怪しまれないように気をつけたいのは、対象者の車との距離感です。
後ろの車がずっと付いてくると不信感をもちますよね。
そのため距離感は、1、2台の車を挟んで距離を置いたりと、自然な距離感を保ちます。
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3人混みや大通りでの尾行
探偵は、対象者の真後ろから尾行を続けません。
大通りや人混みの中だと対象者を見失ってしまうリスクがあります。そんな時は、車道の反対側歩道から尾行をすることで全体を見渡すことができ、対象者に怪しまれずに監視することができます。
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4複数名で尾行を行う
探偵事務所であれば、尾行は1人ではなく、2、3人以上のチームで行います。
尾行をしている際に、ターゲットを見失ったり、ターゲットに尾行を感づかれたりしても、複数体制で行っていれば、調査員で尾行を交代できるからです。
対象者が訪れそうな場所に調査員を配置したり、徒歩でのチームと車でのチームで分けて尾行をします。
対象者が予想外の行動を取っても、携帯電話ですぐ連絡が取れるため、チームプレイで連携して行なう尾行は、成功率が高いです。

尾行での浮気調査はプロの探偵へ依頼しよう!
探偵はプロですので尾行のノウハウをや様々なスキルを持っています。
また、経験も豊富なため、尾行での浮気調査の成功率も上がるのです。
素人であるあなたが一人で尾行調査するのは、大変危険です。
そんなときは、プロである探偵へ依頼するのが最もおすすめな選択と言えるでしょう。