夫が浮気をしていた、しかも10年以上も・・・。
浮気をしていたことにショックですが、その浮気の期間が10年以上も続いていたら衝撃ですよね。
慰謝料を請求するにあたって、浮気の期間などは関係してくるのでしょうか?
浮気期間が長いということは、その間ずっと裏切られていたということになります。
精神的苦痛も大きくなるため、少しでも多く慰謝料を請求したいという人もいるでしょう。
浮気の期間が長ければ、慰謝料は高額請求できるのでしょうか。
今回は、高額請求となる要因や高額請求する際のポイントについて紹介していきます。

目次
10年以上の浮気だと慰謝料の金額は変わるのか
夫が10年以上という長い年月の浮気をしていた場合、慰謝料の金額も変わってくるのでしょうか。
慰謝料は、様々な状況によって金額が決まってきます。
夫と浮気相手の浮気の内容であったり、夫婦生活の状況などを踏まえて、総合的に算定されます。
しかし、浮気の期間が長く、会っている回数が多ければ、慰謝料は高くなるケースがあるのです。

一般的な慰謝料の金額とは?
浮気による慰謝料の相場
︎︎︎︎︎︎☑︎浮気を認めたが夫婦関係は続ける場合:50万円~100万円
︎︎︎︎☑︎浮気が原因で別居した場合:100万円~200万円
︎︎︎︎︎︎☑︎浮気が原因で離婚した場合:150万円~500万円
上記のように慰謝料の金額が異なるのは、2つの理由があります。
慰謝料額の違いのワケ
︎︎︎︎︎︎☑︎不貞行為が原因となり、夫婦関係が破綻したか
︎︎︎︎︎︎☑︎精神的な苦痛をどれくらい受けたのか
浮気による慰謝料の金額は、上記の2つの点を基準に決まります。
浮気による精神的な苦痛を受けた度合いというのは、人によって違います。また、浮気の中身も人によって違うため、金額が異なるのです。

慰謝料を高額請求できる条件とは
先ほどもお伝えしたように、慰謝料は、様々な要因によって金額が決まってきます。
慰謝料が高額となる要因は、主に5つあります。
高額となる5つの要因
①不貞行為の期間
②不貞行為の回数
③浮気相手の認識
④不貞行為による妊娠
⑤不貞行為の隠蔽
不倫の慰謝料は過去の類似の判例を判断材料にして、金額が決められることが多いです。
不貞行為の期間
浮気していた期間が長ければ、長いほど慰謝料は高額となります。
法律上、具体的な浮気の期間は定められておりません。不 なので、具体的に「浮気期間がこれぐらいであれば、長い期間と考える」という基準はありません。
これまでの慰謝料請求の裁判の判例から考えると、浮気期間が3ヶ月未満は短く、1年以上となると長いと見なされる傾向があります。
しかし、浮気期間が1ヶ月という短い期間であっても、慰謝料が125万円と高額になるケースも稀にあるのです。
浮気期間の長短のみで、慰謝料の額が決まるわけではありませんが、浮気の期間が17年という長い期間であった判例では、800万円の慰謝料請求(平成21年東京地裁)が認められたこともあり、長期間の浮気は高額請となりやすいでしょう。
不貞行為の回数
不貞行為の回数も慰謝料が高額となる要因の一つとなります。
不貞行為が3回程度は少なく、20回以上にまで及ぶと多いと判断される傾向にあります。
浮気の期間が長くなるにつれて、不貞行為の回数も多くなってくるため、回数が多ければ多いほど、慰謝料は高額となるのです。
浮気相手の認識
浮気相手が既婚者であると知っていた上で浮気をしていたり、夫婦関係を壊そうと浮気をしていたなど、浮気相手の認識や意図によっても、慰謝料が増額するケースがあります。
・既婚者であると知りながら肉体関係を持った
・既婚者であることは知っていたが、夫婦関係は破綻していると思い込み、気にせず肉体関係を続けた
・浮気相手との不貞行為が原因で、良好な夫婦関係が破綻し、離婚となってしまった
上記のような場合は、浮気相手にも非があるとみなされるのです。
不貞行為による妊娠
不貞行為の結果、浮気相手が妊娠してしまった場合、良好な夫婦生活に大きなダメージを与えたとみなされ、慰謝料の金額は高額になります。
不貞行為の隠蔽
浮気をしていた事実や不貞行為の証拠などを隠蔽したり、妻に対して浮気をしていないと頑なに嘘をついた場合、浮気をしていたことに対して、反省が見られず、隠すという行為も悪質であるとみなされ、慰謝料が高額になるケースがあります。
上記の5つの要因以外にも、浮気の主導権をどちらが握っていたか、夫婦生活はどのくらいの長さだったか、浮気が発覚したのにもかかわらず浮気を辞めていなかったり、反省の姿勢が見受けられないなど、様々な要因で慰謝料の金額は増額する場合があるのです。

慰謝料を高額請求するためのポイントは?
先ほど、説明したように高額請求する場合は、主に5つの要因に該当すると慰謝料が高額になりやすいと言いましたが、その要因となる事柄を証明する必要があます。
慰謝料を高額請求するためには、不貞行為があったという確実な証拠が必要となるのです。
ただ、デートをしている現場の写真やLINEなどのやりとりなどは、証拠としては証拠能力が低いでしょう。
確実な証拠というのは、ラブホテルに入った場面や性行為を予測させるやりとりなど、第三者からみても不貞行為があったと分かる証拠が必要なのです。
不貞行為についてや不貞行為を立証する証拠など、下記の記事で詳しくまとめているので、参考にしてみてください。
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確実な証拠探しは探偵に任せることで高額請求をすることができる!
慰謝料を請求するためには、不貞行為の現場を捉えた確実な証拠が必要となります。
しかし、素人では証拠を掴むのはリスクがあり、極めて困難なのです。
証拠を掴むと方法で思いつくのが、尾行をし、写真を撮ればいいと思う人もいるでしょう。
しかし、妻であるあなたが尾行をしてしまうと、顔は見えなくても、シルエットや仕草で夫に気付かれてしまうのです。
どんなに妻であることを隠していても、夫婦として暮らしてきたのであれば、鈍感な夫でも気付くのです。
バレてしまえば、夫も妻の行動を察し、証拠を消されてしまう恐れがあるのです。
そうなると元も子もありません。なので、自力で証拠を探すのは止めて、プロである探偵に任せましょう。
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