




目次
探偵になるために資格は必要ない
日本では、探偵になるために国家資格や公的資格などの資格は必要ありません。


<探偵になることができない人>※探偵業法に基づく
・未成年者
・成年被後見人や被保佐人の人
・破産者であり、復権を得ていない人
・禁固以上の刑や法律違反をし罰金刑を受けた人で、その日から5年経過していない人
・暴力団員、元暴力団員で辞めてから5年以内の人
・過去5年間の間に公安委員会より営業停止勧告や廃業処分を受けた探偵の人
探偵になることができない人の範囲は、探偵業法という法律できちんと決まっています。

探偵業を始めるために必要なこと
探偵になるために必要な資格や免許はありませんが、探偵業を営むためには、いくつかの必要書類があり、警察署を経由して公安委員会へ探偵業開始届書を提出しなければ、開業することができません。
提出する書類
1.探偵業開始届出書(手数料3,600円)
2.添付書類(個人んと法人で異なる)
探偵業を営むための必要書類
<個人の場合>
・履歴書/住民票の写し/誓約書/登記されていない証明書/身分証明書
<法人の場合>
定款/登録事項効証明書/役員の履歴書/役員の住民票の写し/役員の誓約書/役員の登記されていない証明書/役員の身分証明書
必ず探偵開業届書は提出しなければならない
探偵業を営むためには、必ず届けを出さなければいけません。
届出を出さずに探偵業を営んでいることが発覚してしまえば、法律で罰せられてしまいます。最悪は逮捕されてしまう可能性もあるので、届けを忘れてはいけません。
探偵業開始届出書は、業務開始の前日までに、先ほど説明した必要書類と一緒に、警察署を経由して公安委員会に提出します。
届出を提出すると、番号が振り当てられ、公安委員会から探偵業届出証明書が交付されます。

探偵になるための必要な技術や知識とは?
探偵になるために特別な資格や免許は必要ないため、なろうと思えば誰でも探偵になることができます。(一部なれない人もいます。)
誰でもなれるなら簡単な仕事だと思う人もいるかもしれませんが、実際は、スキルと知識が求められる仕事なのです。
①車やバイクの運転技術
尾行をする際に使う車やバイクは必ず必要な調査ツールの一つです。
運転免許を持っているのは当たり前として、運転技術は必ず求められます。事故をしないのが第一ですが、調査対象者を見失わないように臨機応変に対応できなければなりません。
また、車やバイクでの張り込みもしなければいけません。ドラマなどでは、すぐ調査対象者が現れることが多いですが、現実は相当難しいです。
何時間、何日間張り込んでも調査対象者が現れない場合も多いのです。忍耐力が相当必要です。
調査技術
尾行などの調査の他に、関係者に事情聞いたりと聞き込みを行います。すぐに情報を得られる場合もありますが、並大抵の努力がなければ有力な情報を得られるのは難しいです。
得られた情報の裏付けもしなければいけませんから、少人数より大人数に聞き込みを行わなければいけません。
粘り強さが必要です。

プロの探偵は探偵学校で訓練している
ほとんどのプロの探偵は、探偵学校で探偵になるために学んでいます。また、探偵事務所が経営している探偵学校へ入校しています。
探偵学校では、講義や実習など探偵に必要な知識や技術を学ぶことができます。
上記のような調査に関わる技術などは、素人が探偵になり、すぐに実践することはできないでしょう。
また、素人な探偵に依頼する人もいないため、探偵学校に通い知識を積み重ねていれば、それをアピールすることができるため、探偵学校で学んでいる人がほとんどなのです。

探偵に依頼する際は、探偵業届出証明書を確認しよう!
日本では、探偵になるために必要な資格や免許はありません。登録さえすれば誰でも探偵になることができます。
しかし、届出を行わずに探偵をしていると法律違反となり、罰せられます。
探偵になるには、資格や免許はいりませんが、探偵業を開業するためには、届出をした際に発行される「探偵業届出証明書」が必ず必要となります。
探偵事務所のサイトには、必ず探偵業届出証明書の番号が掲載されています。
探偵に依頼する際のポイントとして、探偵業届出証明書の番号も一つのポイントとなります。探偵に依頼する際は、登録番号も一緒にチェックしましょう。